真夜中日記

雄弁は銀

意外とプリキュアアラモードはキャラ設定が重いという話

PCから見たレイアウト見づらっ!ってなったので変えました

 

タイトル通りなのですがプリキュアアラモードのキャラ設定、結構重いです

俺自身全部プリキュアを見てるわけではないので単純な比較はできないのですが、基本的にはプリキュアは「受難があってそれを乗り越える」ことが多い印象なのですが、プリアラの場合は「自身の内にある悩みやコンプレックスと戦う」というのが多かった気がする

 

そして思い出すとよくあるザコ(アカンベーとかヨクバール的な)がいないんだよなプリアラ

そのせいか敵の幹部が毎回姿を変えて登場して、キャラの内面を抉るみたいな展開が多かった気がする

 

そんなわけでプリアラ布教というか「へー意外とこんな話なんだ」となってもらうためのブログを書いてみたいと思います

なんか毎回長くなっちゃうので今回はできるだけ端的に書きたいと思います

 

☆宇佐美いちか(キュアホイップ)

主人公こと宇佐美いちかちゃん

彼女は見た目通りというか主人公体質なので元気で明るく、何事にも前向きな女の子で変身時も「元気と笑顔を、レッツ・ラ・まぜまぜ!」と言いながら変身します

 

なのですが、この元気さは実は裏返しのようなものだったりする

というのも、いちかちゃんの母は「国境なき医師団」で働く女医なんです

 

その為昔からお母さんは家におらず、時々帰ってくる程度。普段は柔道の道場(だったか)をやってるお父さんと二人暮らしで、家事も交代でやっています

それは今より子供の時(現在中2)からわかっていて、お母さんがいなくても大丈夫だよという気持ちを込めて日ごろから元気に努めている、とそんなわけなんです

 

実際第一話もお母さんが久々に帰ってくるので、お母さんが好きなショートケーキをお祝いで作ろう!というところから話がスタートするので、普通に切ないです

 

☆有栖川ひまり(キュアカスタード)

有栖川という名前からすげえお嬢っぽいけど実際はお嬢ではないひまり氏

彼女も結構過去に深い傷がありまして、昔からスイーツが好きでスイーツについて話すことが好きだったのですが、小学校の頃にその話をしすぎて同級生から「その話いるか?」と言われたことがトラウマになっています

 

そのおかげで「自分の好きなことを素直に話せなくなってしまった」という普通に重たいところからスタートします

その後いちかちゃんと出会うことで好きなことを話すのは全く悪いことではない、という展開になるのですがまたこれも後々傷がえぐられるので見てて辛いです

 

しかし心配することなかれ、そのおかげかひまり氏のエピソードはめっちゃ良いです

特に最終メイン回となる43話は好きなエピソードのTOP3には入ります(個人的に

 

そしてひまり氏の変身では「知性と勇気を」れっつらまぜまぜします

知性は昔から備えていたものですが、勇気を得るエピソードはマジでぐっとくるものがあります

 

☆立神あおい(キュアジェラート

本作の「実はお嬢様でした枠」でバンドやってたり、ほぼ唯一の純粋な突っ込みキャラ

 

このバンドをやっているという設定が本編でもずっと引っ張られ、これ関連のエピソードがかなり出てきます

まず第一に「実家にはバンドをやっていることを隠している」ということ

前述のとおりお嬢で、実家は巨大財閥という立神家

その為、昔からお堅い習い事ばかりで自由に何かをするということはかなわず、それに耐えきれずに独自で路上ライブをはじめ、そこからバンドを組むという経緯があります

 

このエピソードが語られる前にテレビ出演する回があるのですが、そこであおいは「私は出なくていいや」とふいっと避けるのですが、それはここに繋がっています

 

そしてあおいの変身時は「自由と情熱を」となるわけですが、自由の部分はここに起因してるわけですな

ここまで読んでもらってるとわかるかもしれませんが、プリアラではこの変身時で言っている言葉がストーリー上大きな意味合いを持っています

前半メイン回で前の一単語(あおいなら自由)、後半メインで後の一単語(あおいなら情熱)がテーマになっています

まあそれに加えてもう1話あるのですが、それは総括した話になってるわけです

 

んであおいは実家の人々の前で今自分がやっているバンドの曲を披露し、やっていることを認めてもらうという流れですが、その後のエピソードも結構重くて「好きなだけで続けていいのか?」とか「今のメンバーでやっていけるのか?」とかもう一言で片づけられないようなテーマがのしかかってきます

 

そして個人的に印象に残ってるは、あおいの回だけ結構問題を投げっぱなしで終わるということ

投げっぱなしというのは語弊があるかもしれませんが、結果的に起こった事件はそのままなんですよね。それで「今後はあおいの力でなんとかするぜ!」みたいな感じで終わるので「いや、、、いいけど、、、そんな終わり方するか?!」みたいな気分になることが多々ありました(個人の感想です

 

 

思ったよりあおいが長くなったのでまた次の機会で高校生組+シエルをやろうかと思います

 

いや実際結構話が重いんですよプリアラ

あおいのメイン回二回目の27話とかマジでびっくりしましたからね俺

まあその代わりかプリアラって本編に一貫性があんまなくて、一話一話でずっしり来る時が多いんですが、意味不明な回も結構あります

 

まあこれは敵の目的があんまり定まってない(というか不明瞭)ってのもあるんですが

それは置いといて意外とキャラの背景が人間味あふれるってのが言いたかっただけです

 

なのでいちかちゃんがなんで人のことを気にするのかとかを考えると気軽に深刻な気分になれます

だからプリアラはキャラの掘り下げがしやすいんだよな、、、

 

今日はここまで